雑感（12.06.26）。

昇格、
「明日から一軍だッ、頑張ってこい！」
監督・コーチから昇格を告げられた時、
どのような気持ちになるのだろう。
人夫々だとは思うが、
苦しかったこと、頑張ってやりぬいたこと、
コーチに叱責されたこと、冬の間の鍛錬が実ったこと、
練習が嘘をつかないことを実感出来たこと…等。
まさに天にも昇らんばかりの気持ちで、
喜びを噛み締めるのではなかろうか。
そして自分の部屋に戻ってから、先ず誰に報告しよう。
親御さんか、彼女か、恩師友人か…。
翌朝、一軍に合流すべく移動。
夢が大きいだろうなあ…。
何度もシミュレーションをして、
あの球を打とう、初球は曲がり球から入ろう…。
あれこれ考え、ゲームで出番を迎えたとき、
投手は捕手のミットがしっかりと見れるのだろうか…。
打者であればボールを見極められるのだろうか…。
そして結果を出せずにベンチに戻る、
滅多打ちにされた時、一度もバットを振れずに三振した時、
茫然自失ではなかろうか。
一方、息子からの連絡を受けて、
球場やらテレビの前で晴れ姿をみている親御さんはどうであろう。
手は汗でビッショり、喉はカラカラで
ゴクリと生唾を呑みながら見つめているのではないか。
月並みな表現でいうと、祈るような気持ちだろう。
結果が出れば歓喜の涙を流し、出なければどうだろう…。
何れにせよ、ある意味本人以上に胸が詰まると思う。
……、
昔は勝った、負けたのみに一喜一憂していたが、
昨今はこんな風に野球を観だした自分がいる。
いつの頃からこうなったのかなあ…。
今は杉谷拳士の活躍を祈る。

トレード、
一昨日（24日）、
イーグルス内村賢介選手とベイスターズ藤田一也選手の
交換トレードが発表された。
トレードには珍しい、内野手同士の交換だ。
高田繁ＧＭのコメント、
「今回のトレードは、チーム強化のために、お互いにとってのメリットのある話。今のチーム状況をみて、我々は現状に満足しているわけではありません。藤田選手は正直出したくはない、非常にいい選手であることは間違いないが、それくらいの選手を出さないとこちらが欲しい選手は取れない。
　内村選手は、走攻守が高いレベルで揃った非常に良い選手。我々が当初から掲げている機動力野球を体現できる選手として、力を発揮してもらえることを期待しています」

とてもいいコメントだと思う。
守備力のある藤田と走力が秀でている内村。
互いの目指す野球に一致している。
高田ＧＭが動きだした。

お仕舞い。

文中敬称略。

今晩からイーグルとの３連戦を観戦にいきます。
東映フライヤーズの
「Ｆ」マークの帽子を被っているオヤジが、オレです。
見かけたらお越えがけください。是非。

快晴の千葉の自宅にて、吉右衛門。

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